K-HACCP認証 現場レポート①(株式会社龍名館様)老舗旅館の“職人気質”を継承しながらHACCPを構築・運用・維持管理する

2019年7月3日

株式会社龍名館では、東京の八重洲で「ホテル龍名館東京」、神田駿河台で「ホテル龍名館お茶の水本店」、新橋で「ホテル1899東京」を運営しており、いずれのホテルも“和”と“洋”が心地よく調和した独特の雰囲気が、多くの観光客やビジネスパーソンの心を惹きつけています。
同社では、1899年(明治32年)創業の旅館龍名館本店から始まる歴史や格式、伝統を守りながら、時代の流れやユーザーのニーズにも敏感かつ柔軟に対応しています。その一環として、ホテル龍名館東京では、創業100周年に当たる2009年(平成21年)に「都市型ホテルとしての機能」と「龍名館110年の歴史と伝統」の融合を図るべく、8階建ての「ホテル八重洲龍名館」を15階建ての「ホテル龍名館東京」に全面的に立て替えるとともに、館内デザインも一新して“和のコンセプトを取り入れた近代的なホテル”へと大胆かつ大規模なリニューアルを果たしました。ホテル龍名館お茶の水本店は、2014年に「旅館龍名館本店」を改装して開業しました。また、ホテル1899東京は、「お茶」をテーマに2018年にオープンしたホテルで、国内外から注目を集めています。

そうした時代の潮流への対応は、ホテルのコンセプトや設計だけにとどまりません。昨今、消費者の関心が高まっている“食の安全・安心”にも積極的に対応しています。同社が運営するレストランは、2019年4月、株式会社協和医療器が提供する「K-HACCP」認証を取得しました。認証取得に取り組む前から、厨房の定期的な衛生検査・監査の実施、微酸性電解水生成装置やATPふき取り検査の導入など、自主衛生管理には積極的に取り組んできました。

株式会社龍名館では、都内で3ヶ所のホテル(ホテル龍名館お茶の水本店、ホテル龍名館東京、ホテル1899東京)、4ヶ所のレストラン(レストラン1899お茶の水、花ごよみ東京、紺碧の海、デリ&バル1899東京)を運営しています。レストランにおけるK-HACCP認証取得の経緯や効果について、同社・レストラン事業部の和田麻由氏にうかがいました。



「お茶」をテーマにした、和と洋が融合したレストラン
(写真は東京・駿河台のレストラン1899お茶の水)

株式会社龍名館 レストラン事業部 和田麻由氏

(月刊フードケミカル  立石 亘)

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